文化芸術推進フォーラム「文化芸術振興議員連盟」総会(2021年6月9日)のご報告

2021年6月9日に「文化芸術推進フォーラム」の「文化芸術振興議員連盟」総会が開催されました。下記のように「文化芸術活動の継続支援事業」交付決定者へのアンケート結果報告(PDFご参照)のご報告と「要望1~4」が掲げられ、その内容について「文化芸術推進フォーラム」HPにて公表されていますので、ご案内申し上げます。

調査報告ダイジェスト版の発表、そして要望
文化芸術推進フォーラムでは、新型コロナウイルス感染症による文化芸術への影響を調査しています。2021年6月9日に、文化芸術振興議員連盟の総会が開催され、文化芸術推進フォーラムをはじめとする文化芸術団体へのヒアリング行われました。文化芸術推進フォーラムの大和滋 事務局長からは、今年4月~5月に実施した「文化芸術活動の継続支援事業」の交付決定者を対象としたアンケートの結果もふまえて、公演・上映・展示などの活動機会の喪失や、2019年と比較した減収状況など、最新調査の結果を報告。政府の助成金などを活用しても収容観客制限などにより、依然として活動の再開・継続には厳しい現実をえました。そして、調査から明らかになった課題をもとに、直近のコロナ禍対策として「要望1」を。そしてコロナ禍だけでなく今後、心置きなく安心して文化芸術活動が行えるようになるための中長期的な展望として「要望2」「要望3」「要望4」をあげました。

要望1 「文化芸術の灯を守るため、芸術家、芸術団体へ、引き続き支援を」
➀芸術家、スタッフ等の個人へ、確定申告を減収証明とする文化芸術定額支援金を
➁文化芸術組織は、芸術団体や劇場などの業態別、事業規模別に、減収を根拠とした固定費を基礎とする支援金を
要望2 芸術家等が安心して仕事に取り組める、業界全体が支える公的な共済制度 の創設を
要望3「組織の業態、規模、法人格に応じた団体への経常費を含む支援策の開発と 法整備を
要望4 文化芸術の再生に向け、コロナ対応、文化芸術立国の実現に向け文化芸術 省の創設を

また、文化芸術分野を代表して、音楽、映画、演劇の各ジャンルからも窮状を訴えるとともに、観客が安心して足を運ぶことができるよう、業界の努力だけでは成しえない支援を要望しました。
文化芸術推進フォーラムの発表資料(PDF版)は、下記よりご覧いただけます。
■文化芸術推進フォーラム プレゼン資料(6/9文化芸術振興議員連盟総会)
■文化芸術推進フォーラム調査報告書〈ダイジェスト版〉

2021年6月11日 | カテゴリー : お知らせ | 投稿者 : bukankyoukai