新型コロナで収入減少 芸術家などの社会保障考えるセミナー
新型コロナの影響による舞台や演奏会の中止で収入が減少するなど、不安定な活動基盤が浮き彫りになった芸術家などの社会保障について考えるセミナーが5月9日、都内で開かれました。
セミナーは芸術の分野で活動する俳優などの実演家やスタッフが加入した70の団体でつくる、日本芸能実演家団体協議会が開きおよそ40人が参加しました。
コロナ禍では各地で舞台公演や演奏会が中止となりましたが、協議会がおよそ2万人の芸術家などに去年7月、アンケート調査を行ったところ、6割以上の人がコロナ禍のおととしの年収は300万円未満だったと答えたほか、4割以上の人は、依然としてコロナ禍前に比べ、収入が半分未満に減ったままだと答えたということです。